モービル運用



  モービル運用は自家用車を取得してから、バリバリというワケではないにせよ、一応ずっと継続してやってます。一番最初は、ICOMの144MHzFMハンディー機、IC-02Nを運転席ドアのカップホルダにセットしてしばらくやってました。その後、IC-02Nが故障したのを機会にICOMのV/UHFデュアルバンドFM機、IC-2320に変更しました。しかし実際のところ、20年前ならいざ知らず、四国の片田舎ではVUのFMでは相手が居ません。これみよがしに、リグとアンテナをセットしたところで、ほとんどお飾りと化しているのが実情でした。

  そんなワケで最近は、ちょっと趣向を変えて50MHzモノバンドに特化させて楽しんでます。軽カー(ダイハツMove)にリグはKENWOODのTS-60Vと東京ハイパワーのリニアHL-66V(50W出力)を、助手席のダッシュボードの上にセットしています。

  モービルマウントは、本来であればダッシュボードにビス止めすべきなのでしょうが、一応「愛車」ですし(^^;、あまり穴あけとかはしたくなかったので、代替手段としてホームセンターで入手した、超強力タイプの両面テープにクッションゴムを介して「貼り付けて」います。これが意外に強力で、かなりの力で引っ張ってもビクともしません。逆に将来剥がす時に骨が折れそうな感じではあります(苦笑)。

  アンテナはCOMET製の50/144MHzのデュアルバンドホイップです。本当は、50MHzモノバンドので良かったのですが、近所のハムショップでこれしか置いてなかったものですから。でも、エレメント部分にはLもCも乗っかっておらず、シンプルそのもの。長さも1.25mとちょっと長めですが、50MHz・1/4λフルサイズに近く、効率はよさそうです。

  電源は、TS-60V本体はシガーライターから、リニアは運転席下のヒューズBOXから分岐させて供給しています。基本的には走行中またはエンジンをかけたままのいわゆる半固定運用をしており、長時間の連続運用は想定していませんので、特にサブバッテリーとかは装備しておりませんが、これで50W出力でも特に問題は起きていません。一応、バッテリーの容量をワンランク上のタイプに乗せ替えていますが、気持ちだけでもといったところです。

  このような装備で、通算5年あまり運用していますが、非常にFBです。特に夏場のEスポは聞こえているところとはほぼ100%QSO可能です。近場ならばDXも可能で、BY,BV,VS6,3W,DUあたりは複数回QSOできています。
SSBのみならずCW運用もやっています。キーを搭載していないので、マイクのPTTをカチャカチャやってお茶を濁していますが、走行中にパドルを打つのは現実的に難しいと思いますので(特に私の車はマニュアル車なので)、このほうがQRSですが、マイペースにキーイングできるのでFBです。

  ログは以前はメモ帳+ペンでやってましたが、半固定ならともかく走行中は危険ですし、大変です。Eスポ発生時に走行中でCQ出したら、パイルになってしまい、メモが間に合わず慌てたことがありました。(そういう時に限ってペンが写らなくなったりするんですよねぇ(^^;;)
  また、ログったメモをなくした、交信日を記入するのを忘れていて何時交信したデータか不明、走り書きした字が汚くて読めない(汗)…など、後日、PCログに入力する際に困った経験があります。
…で、思いついたのが、機種変更などで、いらなくなった携帯電話。もちろん、通話はできませんけど、その他の機能はそのまま使える場合が多いようです。これを使わない手はないということで、早速ボイスメモリ機能を活用して、QSOデータを録音しています。もちろん、大概の携帯にはカレンダー時計機能もついていますので、非常に便利です(^^)。