2005年6月12日
愛媛県伊予市谷上山(約400mH)移動
移動前景。旧第2展望台跡から運用。
50MHz 7エレ八木@7mH。
Radix社製 RY−67A。
今年始めの6mミーティングの席上、某JA4(^^;のOMが、組立ての容易さを絶賛していた、Radix社製の八木。私もその話に触発され、そそくさと購入してしまいました(7エレ八木/RY-67A)。今回の移動先は、その試し打ちかたがた、ローカルの伊予市谷上山(456mH)です。ホームから15分程度と近いため、昔はよくここに移動しにきてました。学生時代はチャリンコモービルで来た記憶もあります。ある意味、私の移動運用の「原点」ともいえる場所かもしれません…(^^)。
さて、お楽しみのアンテナは前日の晩に室内で梱包を解き、説明書片手に組める場所は組んでおきましたが…以下、実際にフィールドで組み立ててみた感想です(^^)。
私自身、これまで移動ではクリエート社製の7エレを使っていましたが、やはり固定運用を意識した構造となっているため、それなりに頑丈ではあるのですが、組立て煩雑で、重量も重く、設営には軽く1時間はかかっていました。正直言ってかなり重労働です。それが、Radixの八木は、7エレでも僅か5.8kg。マストへの架設と伸長は断然ラク。
それから、今まで一番手間のかかっていた、エレメント同士の通りを出す作業は、事前にエレメントクランプをブームに固定しておける構造なので、一度室内にてキチンと通り出しだけしておけばOK。エレメントの組立ても、メインエレメントの中に常時は収納されている先端のサブエレメントを引き出すだけなので簡単、かつ相対的な部品数の削減がはかられています。
ずいぶんとヨイショしましたが(笑)、今まで固定用のアンテナをひーひー言いながら組み立てていたものからすれば、大げさでもなんでもなく本当に「目から鱗」。移動運用の為によく考えられて設計されているアンテナと思いました。結局、設営にかかった時間は30分程度。いつもならステーが必要な伸縮ポールも、アンテナが軽量なので、ノーステーでも問題なし。ステーを張る時間と手間も短縮できました(^^)。
早速、東向けビームで運用開始。本移動地は、ちょうど東方面が四国山地の1500m超の山々でブロックされており、お世辞にもこの方面のグランドウェーブについてはロケが良いとは言いがたいのですが、予想外に2エリアの奥深い場所もFBに聞こえてきます。1エリアもチラホラとできました。使用感からみても、いつも使用しているクリエート社の7エレ八木より、本アンテナはカタログ上数dBフロントゲインが低いようですが、今回実際に使用した限りでは明らかな差は認められないようでした。
お声がけいただいた皆さん、ありがとうございました_(__)_。
|