〜 フィールドデーコンテスト 〜
[2005年8月6日〜7日]
今年のフィールドデー、1ヶ月前の6m&Downを荒天のためフイにしてしまったこともあり、ぜひとも参加したいところですが、どうもここのところCMが多忙でで土曜日は休みを取れなさそうです(+_;)。
そこで、考えた末が「強行軍」。土曜日の前々日の夜に山に登りアンテナのみでもセットアップしておくという作戦です。
水曜日の晩に、車にアンテナ(50MHz・7エレ)の積み込み、翌朝は、機材満載でCMベースへ出勤。もうこうなると朝から気分的に仕事どころではないのですが、そこは我慢して業務に従事。やっぱり「仕事あっての無線」ですしね(ぉぃぉぃ☆)。
さて、この日は仕事を19時に切り上げて、移動先の山に向かいました。向かう先は松山市(旧北条市)高縄山(986mH)です。
山頂下の広場に着いたのが19時半過ぎ。早速、車のヘッドライトを頼りにアンテナの設営開始。1時間半ほど費やして、ステーをギンギンに張って、立ち上げ完了。実はここでひとつ冒険(…というには大げさか(^^;)がありました。私自身、今まで大型アンテナはすべてタイヤベースにステーを補完的に使用して上げていましたが、今回は、アンテナを置き去りにしなければならないため、タイヤベースはアテにできません。つまり、ステーのみで完全に自立させなければならないワケです。
そこで、今回は事前にタイヤベースに細工し、ペグを打ち込めるようにして、地面に対して少なくとも平行方向にはがっちり固定されるようにしました。こうすれば、垂直方向のみ、ステーが抗力となれば、理論上は(笑)、ちゃんと自立するハズであります。
まず、タイヤベースにペグを打ち付けて固定した上で、タイヤで踏みます。その後は通常通りアンテナを立ち上げて、ステーを4方向に張ります。ここで、ポールの鉛直を維持しつつアンバランスにならないよう均等にステーにテンションをかけていくのがコツです。最後にターンバックルを使ってギンギンにステーを効かして完了。あとは、ジワリと車をタイヤベースから離脱させるのみ。
…結果、しばし緊張の一瞬でしたが、うまく自立しました(^^)v。本来ならば2段にステーを取るとより安全なのでしょうが、特に今回は太い5ミリのクレモナロープでギンギンに張ってあるので1段でも全く問題ない感じです。うーん、それにしても、初めての完全自立アンテナに、ある意味、感慨無量でありました(苦笑)。
結局この日は、ステーに注意喚起のトラテープを何箇所にもヒラヒラぶら下げて、設置完了。21時過ぎに下山しました。
さて、当日6日(土)は、車に移動資材を満載して出勤。予定通り18時に退社して、途中、食料等を調達しつつ、山へ着いたのが19時前。一昨日に上げた7エレは無事でほっとしましたが、心配した天気予報どおり、WXが最悪。大粒の雨に加えて、すさまじい稲光りで、とても設営どころではありません。結局、それから1時間程足止めを食い、何とか雷雨が収まったのは20時過ぎ。当初は、サブ用で3エレ/2エレスタックを上げる予定でしたが、それも出来ぬまま、発々の始動、PCのセットアップ等最小限の準備だけして、あれよあれよという間に21:00。コンテスト突入です。
最初の1時間は例によってランニング。ドワッとパイルになるのを期待していましたが、意外にチラホラとしか呼ばれず、GWを中心に49QSOで通過。なんとあろうことか、これが本大会中後にも先にも最高レートでした、Hi。
その後は夜が更けるにつれ、加速度的にレートが低下する一方(^^;で、こまめに呼び回りとランニングを繰り返すもどうにもならず(苦笑)、1:00が過ぎたのを見計らって、初日は108QSO * 30MultiにてQRT。マルチは22時台に突発的にJR8XHB局が入感し@104をゲット。23時を過ぎて多少スキャッターが聞くようになり1エリアを数局。…といったところでした。中でもJJ1CVH/1局は強力で、長時間安定して聞こえていたのが印象的でした。
2日目は早朝5:30よりQRV開始。まずはバンド内をざーっと巡回。1エリアがチラホラと聞こえ、この朝の静かな時間帯にやっておかねば致命傷と思い、片っ端から呼びますが、全部命中とはいかず結構フラれます(笑)。でもJA1ZGP/7と出来て、今回の初7エリアと相成りました。@07とのことで、多分、八溝山かどこかだろうな…などと思いつつ、一安心。10:00丁度にJJ8NNR/8@109とQSO。Eスポ発生です。しかし、あまり強力でなく、常に深いQSBを伴っており、バンド中が蜂の巣をつついた…とは行かず、CQを出しても効率が悪いので、呼び回りを中心にマルチ稼ぎを主眼としました。結局Eスポは12時過ぎまで続き、7エリアまでオープンしました。
12:00を過ぎて、さらにレートが低下。午前中はかろうじて20QSO/hrを維持していたものの(これでも結構悲惨なものですがHi)、正午以降は本当に空しい空振りCQの連発です。13:00になって、HFのモービル局がやって来ました。28MHzのMIXにQRVされているJJ5局との事で、しばしアイボール。そんなことをやっているうちに、だんだんモチベーションが低下。そのままQRTしました。QSO自体は13:05にCWでJA5SQH局とやったのがラストでした。
総括としては、Eスポも落ち目のこの時期としては、そう悪くはないCONDXと思いますが、絶対的に参加局数が少ないのでしょうか?、一昔前に比べてもやっぱりそんな気がします。それから、返す返すも誤算というか、サブのアンテナが上げられなかったのが痛かったです。バックの6エリア方面をだいぶ取りこぼしたと思われます。事実@42,@46のマルチを落としているのが如実に物語っています。
というわけで、次回に期待(f^_^;;/
交信いただいた皆さん、ありがとうございました_(^o^)_。
− 2005年 フィールドデーコンテスト結果 −
★JE5JHZ/5 愛媛県松山市高縄山(986mH)移動
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★電信電話シングルオペ・50MHz部門にエントリー
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周波数 |
交信局数 |
得点 |
マルチ |
設 備 |
50MHz |
246 |
246 |
48 |
IC736+7エレ八木@7mH |
計 |
246 |
246 |
48 |
= 23,616 pts. (11,808 * 2) |
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<時間およびエリアごとの交信局数> (括弧内は電信の内数)
[50 MHz]
1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 合計 累積
[21] - 2(1) 15(2) 12 7 8(1) - - 3 2 49(4) 49(4)
[22] - 7(3) 8(2) 4(1) 5 3(1) - 1 2(1) - 30(8) 79(12)
[23] 1 5 2 - 5(2) 1(1) - - - - 14(3) 93(15)
[00] 3(2) 3(2) 4(1) - - - - - - 1 11(5) 104(20)
[01] - - - - - - - - 1(1) - 1(1) 105(21)
[05] 1(1) 1(1) - - - 1(1) - - - - 3(3) 108(24)
[06] 1 1 5(2) 2(2) 3(2) - 1(1) 2 1 3(2) 19(9) 127(33)
[07] 1 6(6) 5(4) 2(1) 2(1) 2 - - - - 18(12) 145(45)
[08] 1(1) 4(2) 4(1) 3(1) 3(2) 3(1) 1 - 1 1 21(8) 166(53)
[09] - 1(1) 6(1) 7 5(1) - - - - 4 23(3) 189(56)
[10] - 1 4(1) 5 1 1 - 9(1) - - 21(2) 210(58)
[11] 1(1) - 2 3 2 2 4(1) 13(2) - - 27(4) 237(62)
[12] - 2(1) 2(1) 2 - - 1(1) 1 - - 8(3) 245(65)
[13] - - - - 1(1) - - - - - 1(1) 246(66)
Total 9 33 57 40 34 21 7 26 8 11 246
(5) (17) (15) (5) (9) (5) (3) (3) (2) (2) (66)
<時間ごとの取得マルチプライヤー>
[50 MHz]
[21] 44 27 38 31 29 40 36 26 33 34 41 25 22 24 37 23 09 20 35 28 19
[22] 18 104 21 32
[23] 45 39 10
[00] 14 11
[05] 15
[06] 07 106 109
[07] 43 17
[08] 02 30
[09] 08
[10] 103 102 105
[11] 03 06 114 05 107
[12] 112
<マルチマップ>
11111111111111
000000000111110000000011111111112222222222333333333344444444445
123456789012342345678901234567890123456789012345678901234567890
50.******.*..*.***.*******..**.*************************.***.....
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