〜 ALLJA5コンテスト 〜
[2001年7月21日〜22日]
今年もALLJA5コンテストがやって来ました(^o^)/ 年に1度のこちらが「主役」になれる機会ですし、否が応でも気合いが入ります。先日の6m&Downコンテストではコケてますので、今度こそは周到な準備をして行きたいところですが、相変わらずコマーシャルが忙しく結局何の準備もできないまま当日を迎えてしまいました(涙)。
移動先もいろいろ思案したあげく、今回はマルチバンドで参加するということを考慮して、仕事場から近い愛媛県温泉郡川内町の塩ヶ森(標高約200mH)にしました。当日(7/21[土])は幸い18時前に仕事を切り上げることができたので、そのまま現地に直行しました。途中、コンビニで食料を調達したりして、18時半頃には現地到着。
夏場とはいえ間もなく日没。20時がリミットです。それまでにマルチバンドの設営を終えなくてはなりませんので、休む間もなく準備にかかります。実は今回1つの不安材料として、多忙にかまけて1.9MHzのアンテナが事前に準備できていませんでした。しかも、今回の場所はスペースの関係上フルサイズのDPはとても展張できそうにないことがわかっていましたから、現用の3.5/7MHzのVP−I.V.のエレメントを延長して1.9MHzを乗せる計画をたて、40m程のIV線だけ持参し現地で調整する予定でした。
しかし、いざ展張してみるとVPサイズにもかかわらず60m長という大きさは想像以上で、木の枝にエレメントが引っかかったりして上げるのにだいぶ苦労したうえに、アンテナアナライザーを繋いでSWRを見てみると、1.9MHzはおろかその付近の周波数のどこにもディップ点が見あたりません。おかしいなぁと思いつつ同軸系統をチェックしたり、エレメントを切ったり付けたりしてみますが一向に変化がありません。そんなことをしてるうちに日はドンドン暗くなるし、まだハイバンドのアンテナは上げてないしでもう頭の中はパニック状態です。いろいろ試行錯誤したのですが、やっぱりうまくいきません。単純に電気長にエレメントを延長しただけではダメなようですね。
ともかくこの時すでに20時30分。このままあまりモタモタしているとスタートも危ういですし、まだリグのセットアップや晩飯もできてなかったので、ここはこのままの状態で強行することとし、HFハイバンドのアンテナは明朝に上げることにしました。とりあえず夜間はハイバンドを捨ててもほとんど問題にならないと考えたからです。
★20:50★
やっとセットアップ&チャージ完了。再度設備をチェック。リグ系統は問題なし。I.V.は3.5/7MHzはSWRべた落ち。1.9MHzはSWRはメロメロだが、そこそこエレメント長があることとインピーダンスが極端に外れた値でなかったことでカップラーで強引にマッチングが取れる状態である。設営の不手際が響いて今回はPCロギングは使用せずオール手書き&手打ちCWとする。デュープチェックの負担を軽減するため「電信部門」でエントリーすることに決める。
★21:02★
コンテスト開始。とりあえず気になる1.9MHzからQRV。JH5YMZ(@39)をコールする。うーん、怪しいクラブコール(失礼)。@39006とのこと、もしやOPはJH5R**氏か?
★21:03★
空き周波数を見つけておそるおそるCQ。JE3UHV(@26)から呼ばれる。非常に強い。しかしNRを何度か聞き返される。案の定こちらのシグナルは向こうではだいぶ厳しいレベルのようだ。
★21:15★
21:04にJA5ENO(@37)とQSOして以来全然呼ばれない。ぁぅ、やっぱりワタシの信号弱いみたい(^^;;
★21:18★
1.9MHzに見切りをつけて(苦笑)、3.5MHzにQSY。だいぶノイズレベルが高い印象を受ける。至近を通っている高圧送電線の影響か。気にしていても始まらないので、とりあえず快調にランニングしているJH5OXFを見つけご挨拶かたがたコール。のちCQ。
★21:40★
まぁまぁ快調にランニング(^^)。うーん、やっぱり1.9MHzにこだわりすぎていたかなぁ…。最初から3.5MHzでスタートすべきだったか。ちょっと後悔(--#
★21:56★
5回のCQに空振り。まだまだイケそうな予感はあったがキリがいいので7MHzにQSYすることにする。
★21:58★
7MHzでもノイズがきつい。常時S9振っている。やはり高圧線の近くではBFのようだ。CQを出すとおかげさんでパイルになる。手書き&手打ちは忙しい、ミスキーイングが増えるが、ちゃんと相手に通じてるみたいだしまぁええか(ぉひ☆)
★23:10★
3.5MHzにQSY。んー、このバンドで100QSO位はやりたいんですけどぉ…ちょっと今のペースじゃしんどいなぁ(^^ゞ
★23:44★
未練がましい(^^;ですが、これで最後のつもりで1.9MHzにおりる。JK3HFN(@27)、JA3KZE(@22)、JA3AA(@25)各局とQSO。全部ニューマルチでした、VYTnx_(^^)_。結局このバンドはこれでおしまいでした。
★00:09★
7MHzをざーっとスイープ。JG5CBR/5(@36)が出ている。以前/7や/0でもQSOした記憶がある。全国を股に掛けてQRVされるアクティブさには敬服しております。
★00:10★
JI5SKS(@38)とQSO。うみゅー、やっぱ500Wはツオイなぁ。ちょっと焦ります…
★00:31★
睡魔が襲ってくる。緊張感はあるんですけどねー(ホントか?)どーも最近馬力ないなぁ。3.5MHzでJI7GBI/1とQSOして、結局この夜はおしまい。爆睡(-。-)zzz..
★06:30★
起床。むー、5時に起きるつもりが…(^^; とりあえず、昨日できなかったHFハイバンドのアンテナ(デルタループ)を組み立てる。CWオンリーということを考え50MHz&UPは思い切って捨てることにする(…って単にアンテナ上げるのがめんどくさかったという説もある(^^;;;)
★07:15★
朝の静かな内に7MHzを…ということで、しばらくランニング。JA1UKC(@11)、JE3CXJ(@25)、JA5BFI(@38)…と続く。
★08:10★
時間的にキリがいいのと、Condx把握をかねて14MHzへQSY。1エリア、2エリアが聞こえる。ぼつぼつ開き始めているようだ…というワケでさっそくランニング開始。以後夕方までハイバンドで粘る。
★08:28★
AJAで著名なJH4PQM(@33)にコールされる。なにか言われそうだな〜と思っていたら案の定、「21/28MHzで待ちかまえてます」と打たれました(f^_^
★08:53★
そろそろいい頃かなと思い、21MHzへQSY。さっそくJH4PQMからコール。以後、1エリア各局、JK3HFN(@27)、JF2FIU(@20)と続く。んー、いー感じのCondxですね〜*^o^*
★09:19★
ちょっとまだ早すぎかなとは思えましたが、様子見かたがた28MHzにQSY。ここでもJH4PQMが一番乗り。JA1XEM、JA1IRH…と1エリア各局が続く。いちおう開けてはいるようだ。
★10:30★
Condx好調(^^)v。21/28MHzをベースに14MHzを織り交ぜながらランニング。
★12:00★
チャージを兼ねてちょっと休憩。紙ログなので正確にはわからないがこの時点で約400QSO位というところか。
★12:27★
長めの休憩終了。21MHzで再開。JR5JAQ(@38)を発見。某山の上シャックからか?ローカルということもあって無茶苦茶強い。100KHz離れても存在がわかる(Hi)。こりゃかなわないというわけで、ぼつぼつコンディションの変わり目に差しかかっていることもありますし、14MHzをメインに21/28MHzを絡めるパターンに方針変更する。
★13:50★
ちょっと7MHzが気になったので、様子見に降りる。やっぱりまだ早いようで、近距離しか聞こえない。加えてQRMM&QRNNの嵐。3QSOだけしてハイバンドに戻る。
★15:00★
ハイバンドをこまめにQSYを繰り返すが、15時を過ぎて急にCondx低下か、CQの空振りが多くなる。そろそろ7MHzに降りることにする。
★16:00★
レートはさほどでもないが、ここは7MHzでひたすらランニング。
★18:00★
むむー、まだ居座ってます7MHz。3時間目に突入(笑)
★18:30★
急にレートが落ちる。皆さん、夕食タイムか?(^^; 最後まで粘って3.5MHzあたりで上積みしたい気持ちもあったが、翌日のコマーシャルや撤収の手間を考え、ここいらが潮時と判断。思い切ってQRTする。まぁ、ある程度満足したし、いっか(^^)
…というわけで、ハイバンドのコンディションは良かったのですが、反面1.9/3.5MHzのローバンドで充分に稼げなかったことが響いて最終的に500QSOupで終わりました。目下ローバンドのコンテスティング&アンテナ充実が課題です。やっぱり現地でアンテナ調整しているようではダメですね。お声がけいただいた皆さん、ありがとうございました_(^^)_
-----<本文中敬称略>-----
− 2001年 ALLJA5コンテスト結果 −
★JE5JHZ/5 愛媛県温泉郡川内町移動
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★電信個人局マルチバンド部門にエントリー
|
周波数 |
交信局数 |
得点 |
マルチ |
設 備 |
1.9MHz |
6 |
6 |
6 |
IC706mk2G(50W)+I.V.(VP)@8mH |
3.5MHz |
72 |
72 |
34 |
IC706mk2G(50W)+I.V.(VP)@8mH |
7MHz |
177 |
175 |
42 |
IC706mk2G(50W)+I.V.(VP)@8mH |
14MHz |
104 |
104 |
30 |
IC706mk2G(50W)+ΔLOOP@3mH |
21MHz |
137 |
135 |
39 |
IC706mk2G(50W)+ΔLOOP@3mH |
28MHz |
57 |
57 |
23 |
IC706mk2G(50W)+ΔLOOP@3mH |
計 |
553 |
549 |
174 |
= 95,526 pts. |
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